オーブンを買ったら作りたいと思っていたものの一つにクッキーがあります。実際にクッキーを作ってみたのですが、やはりオーブン最高ですし、オーブンを買ったら作ることをお勧めしたいお菓子でもあります。ただ、ちょっと注意点もあるようなので、何度かクッキーを作ってみて思ったことなどをまとめていきます。
目次
手作りクッキー最高!
スーパーやコンビニでもクッキーは売られていて、何も作る必要はないのではないかと思う方もいるかもしれません。でも、家にある簡単な材料でササッとクッキーが作れたら作ってみたいと思う方も多いのではないかと思います。
実際に作ってみて、さすがに「ササッと」と表現するほど早く完成するものではありませんが、それほど難しい工程を経なくてもそれなりのクッキーを作ることは可能です。
実際に何度か作ってみて、感じたことなどを書き記します。
アーモンド搾りかすを使ったクッキーの材料
- 小麦粉 65g
- アーモンドカス 85g
- 砂糖 40g
- バター 50g
- 卵黄 1個
- 140℃×25分
アーモンドの搾りかすの量が小麦粉よりも多くなりましたが、この量なら問題なくまとまってくれました。
なお、搾りかすはアーモンドミルクを作った時に出たものですが、湿ったものをそのまま使ったのではなく、煎って水分をできるだけ飛ばしたものを使いました。上記分量は水分を飛ばした後の重量です。
焼いてみたよ!焼き方
- バターと卵黄を室温に戻しておく。
- 室温に戻ったバターと砂糖を泡だて器でしっかり混ぜ合わせる
- 卵黄を加えてさらにしっかり混ぜ合わせる
- アーモンドの搾りかすとふるいにかけた小麦粉を入れて、ひとまとまりになるまで混ぜる
- ひとまとまりになった生地をラップでくるみ、麺棒で5mm厚程度に伸ばし、冷蔵庫で冷やす
- オーブンの予熱を開始すると同時に、冷えた生地を冷蔵庫から取り出し、コップで型を抜いて、クッキングシートを敷いたオーブンのトレーに並べていく
- 140℃で25分程度焼いたら完成
型を使った方がやはりきれいなクッキーができます。今回は小さなコップを使いましたが、型がある方は型を使った方がキレイにできると思います。
また、麺棒でしっかりと薄く伸ばしたのでデコボコも少なく、きれいなクッキーに焼き上がりました。
オーブンの容量がモノを言う
今までクッキーを焼くときはエアフライヤーを使っていましたが、エアフライヤーは容量がそれほど大きくなく、それこそ一度に一人前程度しか焼くことができませんでした。
オーブントースターにしても一般のオーブンよりは小さいのが普通で、となるとクッキーを焼こうと思っても少ない数を複数回焼くようなイメージになります。
オーブンならエアフライヤーよりもオーブントースターよりも多くの量を一度に焼くことができます。それはオーブンがエアフライヤーやオーブントースターより大きいからです。大きい分、焼ける量も増えます。
クッキーは分量で味も食感も変わる
オーブンを手に入れてからすでに何度かクッキーを焼いていますが、トレー一枚分のクッキーを焼く場合、卵一個(卵黄のみ使用)に小麦粉100~150g、バター50g、砂糖40~70g程度でちょうどよい量のクッキーを焼くことができます。卵一個を基準に考えると作りやすいです。
例えば直近では5mm厚で直径5cmぐらいのクッキーを16枚焼くことができました。ちょっとしたおやつにちょうど良い量です。
ただ、これは目安程度で、この材料の分量がクッキーの肝になるようです。自分にとっての黄金比を見つけ出す作業もなかなかに楽しいです。そしてさらにバニラエッセンスを入れたり、ベーキングパウダーを入れてアメリカンスタイルの柔らかいクッキーにすることもできるようです。チョコチップクッキーにもそのうち挑戦したいです。
なお、ベーキングパウダーを入れてアメリカンクッキーにも挑戦しましたが、どうも思ったのと違う感じになってしまったので、今後改めていろんな分量、いろんな焼成温度で挑戦してみたいと思っています。
焼きムラができる
モデルにもよるようですが、オーブンはトレーの位置によって焼き加減が均一にならず、焦げやすいところが出てきます。
焼きムラができる条件はオーブンの設計もありますが、例えば成形したクッキーの形がいびつだったり、高さが異なっていても焦げやすさなどが変わります。
必要に応じてオーブンのトレーを前後回転させたり、焼きムラができないようにできるだけ平らな形にするなどの工夫ができると出来上がりは良くなります。
膨らむことを考えた配置を!
クッキーの生地にベーキングパウダーを入れて作るアメリカンスタイルのクッキーも、ベーキングパウダーを入れないベーシックなクッキーも、いずれにしても生地は膨らみます。
そのため、クッキーとクッキーの間隔が近い場合、クッキー同士がくっついてしまう可能性があります。
生地の材料や分量によっても異なるとは思いますが、今まで焼いてきたクッキーは少なくとも直径5mm程度は膨らんだように思います。
クッキー生地をトレーに配置するときはできるだけクッキー同士がくっつかないように配置しましょう。
焼成温度が高いと焦げやすい
レシピによってクッキーの焼成温度の設定は異なります。ただ、慣れないうちは140℃から始めた方が良いのではないかと思います。
オーブンの温度設定が低いと焼き上がりまでに時間がかかるというデメリットはありますが、焼きムラが少なくなり、均一に色づきやすくなります。
逆にオーブンの温度設定が高いと、焼き上がりまでの時間は短くなりますが、庫内温度にムラがある場合、一部分だけ極端に焦げたりすることもあります。
トレーを回転させて焼きムラを少なくするなどの工夫をすればある程度はムラを防ぐことも可能だとは思いますが、素人にはなかなか難易度の高い行為だと感じます。それに、表面だけでなく、底面も焦げやすくなります。
ベストな砂糖の量は?
粉類とバターを混ぜて200g(粉類は150g)程度の分量に対し、砂糖40g(全量に対して20%、粉量に対して約26%)ぐらいが個人的には好きでした。いろんなレシピを見ると小麦粉とバターを合わせた量に対して50%入っているものもあります。
甘さに関しては好みが大きく影響するところなので、自分の好きな甘さを探すというのも良いと思います。
50%でも作ってみましたが、個人的には粉とバターを混ぜた量に対して20%が今のところ好きです。
クッキーの型がないならコップで代用!
クッキーの型などという文明の利器は購入したことがないので、今回はコップを型の代わりに使用しました。
コップだとどうしても型から(コップから)外れない場合もありますが、振ったりフォークを端っこに突き刺したりすると取ることができます。
コップを使うとそのコップの飲み口の形しか作ることができません。動物の形などにしたい場合はやはり型を購入するのが良いのではないかと思います。
アーモンドパウダー入れると激ウマに!
おからクッキーというのがありますが、同じようにアーモンドパウダー(アーモンドプードル)を使ってもクッキーは作ることができます。
少し前にアーモンドミルクを作る機会があり、私はその際に出たアーモンドの搾りかすを使ってクッキーを作ってみました。とてもおいしいクッキーを作ることができました。
最後に
やはりオーブンがあると最高です。今回はクッキーに挑戦してみました。