子育てだってコーチング!親子関係にも役立つメソッド

とかくなんでも自分でやりがちな私。いや、それは仕事に限った話にはなりますが、いかんせん他の方に働きかけ、動いてもらうとか、助けてもらうとか、そういったことが極端に苦手です。仕事上でもそれが原因でなかなか成果を上げられなかったりもしてきたように思います。子育てだってそう。というか、子育てって丸っと丸ごとコーチングな気がします。

家庭でもコーチングがしたい

子供が言うことを聞かない、そんな風に思ったことがある方は、親なら100%だと思うのですが、そこを何とかしたいと思うのもまた親なら100%の確率で発生することでしょう。私もそうです。

そこでコーチング。コーチングの考え方は子育てにも使えそうです。

コーチの意味

コーチというのは、主にスポーツの業界で使われることが多い言葉で、簡単に言えば技術指導者ともほぼ同意だとは思うのですが、その言葉には「導く」とか「監視する」とかの意味も含まれているように感じます。また、監督がいるスポーツにおいては監督の補佐役のような役目もコーチには含まれるでしょう。野球などでは打撃コーチなどと分野ごとにコーチが存在しますよね。

コーチングの意味

コーチングというのはもちろんスポーツの現場においてコーチが行う業務そのものも指すでしょうし、スポーツに限らず、企業などでの人材育成の場面において、対象者を導き、監視し、仕事の技術を訓練していくことも指すようです。

平たく言えば、「部下を導く技術」と言うとわかりやすいようにも思います。頭ごなしに部下に命令をしても部下が主体的に動いてくれなかったり、どうやって部下を成長させればよいかわからなかったり。管理職ともなるとなかなか大変。

もう10年以上前からコーチングという言葉がビジネスの現場でも使われているように感じます。当時、本屋さんにもコーチングに関する本がたくさんならんでいました。主に自己啓発本のコーナー近辺にあったように思います。

コーチングの資格

コーチングの資格を発行している団体があります。それも、1つではありません。たくさんあるようです。資格が欲しい場合は1つの団体に固執せず、いろんなコーチング関連の団体の資格を調査すると良いと思います。

また、そもそも自分の活動に資格が必要なのかもよく検討すると良いと思います。資格があった方が箔が付くとか、そういうこともあるかもしれませんし、逆に、まったく必要ない、いらないというケースもあると思います。

子育てに応用したいだけなら、コーチングの資格はいらないでしょう。

コーチングが登場する場面

コーチングはコーチングする者とコーチングを受ける者が個別に指導し、指導されという状況で登場しますが、それは現場の話で、まずはセミナーや研修などでコーチングする者達に対してコーチングのコンサルタントのような方が、コーチングとはなんぞやというのを講義するような場合もあります。それも一種のコーチングのような気もします。コーチングを教えるためのコーチング。

本で学ぶも良し、セミナーや研修で学ぶも良し、自分に合った形でコーチングは身に着けると良いと思います。

コーチングを自然と身に着けている人

コーチングは一種の技術です。しかし、この技術はセミナーなどを受けずともすでに持っている方たちがいます。人を動かすのがうまい、そんな人が誰しも周りに何人かいると思います。その中にはコーチングなんか学んだことないという方も多いでしょう。人間関係の中で、そういった技術を自然と身に着けていった方たちです。

うらやましいというか、そういう方たちも実際にいるんですよね。私は無理。

コーチングは「導く」、ティーチングは「教える」

コーチングで大切なこと、それは「導く」こと。「教える」とはまた別で、「教える」となると「ティーチング」と呼ばれるそうです。

ティーチングが機能する場面を大いにあるとは思うのですが、こと子育てにおいてはコーチングで導くというのが親子関係にとっても良いように思います。子を導く、そうすることで子の主体性を育て、ひいては親子関係にも良い影響が出てくるように思います。

逆に我が家の場合、日本語を教えないといけないというのがあるので、それはティーチングになると言えるかもしれません。

よく考えてみればそうなんだけど、なかなか難しいコーチング

コーチングは対象者との対話です。そのため、対象者との関係が良好である方が当然良いです。じゃあ対象者と良好な関係を築くにはどうすれば良いでしょうか。自分に対して良い印象を持ってもらう必要があるのです。これは会話の技術そのものだったりもします。

対象者と良好な関係が築けたら今度は問題についての話し合いです。一方的に諭したり、教えたりするのではなく、対象者からその問題に対する意見や解決策などを導き出します。こちらから提案したり、教えたりすることは簡単です。ポイントは対象者が考え、対象者が答えを出すこと。

そしてコーチングをその1回の対話で終わらせず、継続してフォローアップし、適宜話し合い、適宜導いていく必要があります。

まとめると、「仲良くなって」→「話し合って」→「継続する」という流れになります。ね、簡単。でも超絶難しい。それがコーチング。

最後に

対象者と対話し、対象者が主体的に考えて答えを出すのを導くというのは個人的に非常に苦手で、どうしてもこちらから答えや案を言いたくなってしまいます。まずは基本のところから始めてみようと思います。