台湾に来てからというもの、まだまともに大掃除をしたことがありません。日本では年末の風物詩でしたが台湾ではそんなこともなく。掃除用具がこの時期に大々的に売られたり、会社で大掃除があったり、そんなことはありません。いや、経験していないだけかも。
とにかく自宅の大掃除をすることにしました。
まずはベランダ掃除
どこから始めようか考えたのですが、一番やりやすそうなベランダから始めることにしました。道具はデッキブラシとホース、それから窓を拭くための水切りが付いたブラシです。
我が家のベランダにはベランダ菜園(今は何も育てていないので「元ベランダ菜園」)で使われていた植木鉢などが散乱しています。当然土もいっぱい。さて、どうしたものか。
まあ水圧で飛ばしますよね。蛇口につないだホースでシュシュシュっと。続いてデッキブラシで磨きます。そもそも私がここに住む前からこびりついている汚れは落ちにくいです。大掃除とはいえ、適度に切り上げます。

ベランダでは窓も掃除します。近所に飲食店があるせいか、窓が油っぽくなります。だから定期的に窓は掃除していました。そのため、実際そこまで窓の汚れが激しいわけではありません。前回の窓掃除は一ヶ月前ぐらいでしたし。とはいえちゃんと今回の大掃除で窓掃除もしました。
網戸の掃除方法で悩みましたが、ホースで上から水を流しつつ、窓用ブラシで軽くゴシゴシする程度にしました。それでも黒い水が大量に出てきましたので多少はキレイになったかと。
そして台所掃除

よく汚れるところといえばやはりキッチン。特にコンロ周りは油汚れがひどいです。それにシンクも水垢がひどい。水垢がひどいのは台湾の水が硬水であることと関係があるのかもしれません。これがなかなか落ちないんです。
最初はコンロ周り。コンロ周りの油汚れは水ぶきしても落ちません。私の場合は食器用スポンジに食器用洗剤をつけて洗い、それを拭き取っています。そうすると比較的簡単にキレイになります。ただしフライパンの焦げを落とすようなスポンジではコンロが傷つく可能性もあるので注意が必要だと感じました。塗装面も傷がつきやすいです。それから、シンクの外で洗剤を使うので、スポンジがあまり水を含んでいない状態の方が後で拭き取るときに楽です。
シンクの方は、水垢がとにかく落ちないので焦げ落としを使いました。正直シンクも擦り傷(引っ掻き傷みたいなの)がたくさん付きますが、それをしないとキレイになりません。水垢恐るべしです。その後研磨すればもっとキレイになるのでしょうが、そこまではしていません。
洗濯機や冷蔵庫などの裏
大物家電の裏は結構な汚れスポット。ホコリがすごい。そもそも存在を忘れていたホウキが出てきたのでそれで家電の裏のホコリをキレイにしました。もう年々も掃除されていなかったらしく、ホコリの層ができていたようです。
普段の掃除でホウキって全然使いません。床の掃除はもっぱら掃除機で行います。今回ホウキを使ってみて、なんとなく学校を思い出しましたが、ホウキって便利です。掃除機を持ち込めないような場所でも使うことができます(もっとも、スティックタイプの掃除機なら不便なく使えそうではあります)。
普段使わない棚の中
大掃除では思わぬ物が棚の奥から見つかることがあります。例えば賞味期限の切れた保存食品とか。それをどうするかはさておき、定期的に棚や引き出しの中を整理することは大切です。
十年物の梅干しに大きな塩の結晶が付いていたことが話題になっていましたが、あいにく我が家にそんな素敵なものはありませんでした。
普段掃除しない場所の掃除機がけ
日常の掃除も入念にやれば家はもっときれいになりますが、あいにく普段からそういう風にすることもなく、年末を迎えております。だから大掃除では掃除機を使って、普段掃除機をかけない場所まで掃除します。
例えば棚の裏とか。
ベッドの下はテキメンにホコリがたまるスポットであるため、時折クイックルワイパー的な掃除道具で掃除しています。しかし、棚の後ろとなるとほとんど掃除しません。だから大掃除の時にできるかぎり掃除するのです。
大掃除のポイント
大掃除をしていて思ったのですが、家庭の汚れはつまるところ「ホコリ」と「手垢・水垢などの汚れ」、それから「油汚れ」がほとんどなんです。要するに1年かけてたまったこれらの汚れを年末に取り除くわけですね。
また、ペンキがはがれているところは塗りなおしても良いですが、今年はパスしました。
ちなみにトイレや風呂は日常的に掃除しているので大掃除ではホコリを払った程度で終わりにしました。
まとめ
今年はベランダと台所中心に大掃除を実施しました。大掃除ってやる前は億劫ですが、やり終わると気分が良いものです。気持ち良いまま次の年を迎えられます。
台湾の過年(旧正月)で家族が大掃除をする場合はもう一回やることになりますが、果たして?