十月も終わりに差し掛かり、私の住む台湾もだいぶ涼しくなってきました。この時期にやりたいのがエアコンの掃除。今回、ダイソーで売られていたアイテムを使ってエアコンのファンを掃除してみたのでご報告いたします。
目次
エアコンは定期的な清掃が必要

エアコンは定期的な清掃が必要です。過去にも掃除をしたことはありますが、秋を迎えて改めて掃除をしてみました。
今回は特にエアコン内部のファンについてです。
掃除できる部位、できない部位
基本的にエアコンの取扱説明書にメンテナンス方法について書かれている場合はその部位のみが掃除できます。
例えばフィルターや外観などですが、メーカーや機種ごとに異なる場合もあるため、自宅エアコンの取扱説明書をよく読む必要があります。
業者は分解することもある
業者にエアコン掃除を依頼すると、ファンの辺りまで分解して、高圧洗浄機などで隅々までキレイにしてくれることがあります。
内部構造や電気の取り扱いなどを熟知している方でないと分解は難しそうですし、やはり素人が分解するのは危険だとも聞きます。
分解せずにファンを自分で掃除する方法
過去には掃除機のノズルを突っ込んで掃除してみたこともあります。その際、掃除機を使ってファンに付着したホコリなどを落とそうと試みたところ、ある程度は取れましたが、こびりついたホコリはなかなか取れませんでした。
今回は吹き出し口から見えているファンを、ダイソーで売られていたアイテムで掃除してみました。
ダイソーの「ゴムパワー キッチン隙間スティック」

今回購入してきたのはダイソーの「ゴムパワー キッチン隙間スティック」です!
この商品はスチロール樹脂の柄にポリエステル不織布(ゴム加工)が付いたブラシです。パッケージには「ガスコンロに」「蛇口の根元に」などと書かれていて、「水アカ」「ヌメリ」「油汚れ」とも書かれているのでこれらがどうやら想定している用途のようです。
なんでキッチンで使うことを想定したブラシを購入したかと言うと、サイズがまさにぴったりだったからです。ブラシのサイズがちょうどエアコン内部にあるファンの溝に入るのではないかと考えました。
「ゴムパワー キッチン隙間スティック」の使い方

今回購入した「ゴムパワー キッチン隙間スティック」は複数個のブラシが連結された状態でパッケージングされているので、それを分離させてから使います。
ブラシ部分を触ってみると、ゴム加工されているだけあって、普通の不織布と違い、滑りにくい感覚があります。これが汚れを吸着していきます。
使用方法を見ると、水またはぬるま湯を含ませて使用してくださいと書かれています。しかし、私はエアコンに使いたいのです。感電防止の意味で水分を使うことには抵抗があります。そこで、何もつけずにそのままの乾燥した状態で清掃してみることにしました。
ギリギリ入るサイズだった!

エアコンのファンを掃除する場合、ブラシ部分がファンの羽と羽の間に入るサイズが好ましかったわけですが、今回のブラシはギリギリ入るぐらいのサイズでした。
すっぽり入ってしまうよりもギリギリの方が汚れをかき出してくれるのではないかと思います。つまり、今回購入したブラシは大成功でした!
ブラシを使うにあたって気を付けた方が良いこと
エアコンのファンの羽一枚一枚には向きがあるため、その向きに沿ってブラシを入れないと内部が全く掃除できません。吹き出し口からの作業だとファンが見づらく、適切な方向にブラシを傾け、羽の隙間にブラシを入れるのが少々難しかったです。
なお、ブラシをあまり奥まで突っ込んでしまうと、ブラシの構造的におそらくブラシが抜けなくなります。そうなるとそれこそ業者さんを呼ばなければならなくなるか、エアコンが使えなくなる可能性すらあると思います。決して突っ込みすぎない、適度な加減が難しいですが、ブラシ部分が完全に中に入らない程度の突っ込み加減で作業を続けました。力加減も大切です。力が強すぎるとファンが折れたりする可能性があります。
また、ずっと腕を上げた状態で作業をするので腕が疲れるという問題もあります。一つ一つの羽の隙間を掃除する場合、その数は100を超えます。それらを一つ一つ掃除していくので、私は途中で何度も「ああ、やっぱり業者さんにお願いしようかな・・・」と心が折れかけました。
ゴミが飛び散るという問題もあります。汚れているファンを掃除するので、当然ですがファンに付着していた汚れ(カビ、ホコリなど)がポロポロと吹き出し口から出てきます。私は吹き出し口の下に大きなビニール袋を用意して受け止めました。
このポロポロ落ちてくる汚れはホコリとカビを含んだものなので、触ったりすると炭のように壁などが黒く変色します。また、誤って吸い込んでしまったりすれば健康被害も考えられます。作業をするときはマスクやゴーグルなども必須ですね。
思ったよりキレイになったエアコン

なんだかんだ言ってもエアコンの掃除は業者さんにお願いした方がいいんでしょう?とは私自身が今でも思っていることですが、今回の方法では思ったよりもキレイにすることができました。
もちろん完璧とは言えません。業者さんが分解して高圧洗浄機などでキレイにしてくれた方が当然キレイになります。しかし、それでも意外とキレイになるんだなと感じました。
あとは根気があれば、さらにキレイになったでしょう。私はある程度で止めてしまいました。なぜなら上げ続けていた腕が痛かったからです。
作業後の注意

作業後、内部に残っている汚れのカスがエアコンの使用に伴って排出されることがあります。文字通り上から汚れが降ってきます。そのため、しっかりと汚れを取り去ることも大切ですが、作業後に送風運転にして汚れを強制的に排出するのも一つの方法かなと思います。
なお、その際はエアコンの下などに汚れが落ちてきても良いように養生するなどした方が良いと思います。
次回に活かしたい反省点
今回のブラシだと、どうしても隙間に挿入する際にもともとそこにある汚れを奥へ奥へと押し込むようになってしまいます。それを防ぐにはもうちょっとサイズが小さいブラシ、薄いブラシ、などを用意して、今回のブラシと併用すると良いのではないかと思います。
具体的にはもっと小さなブラシで最初に汚れを手前手前にかき出し、ある程度汚れが取れたら仕上げに今回のブラシでキレイにするなどです。また、そのあとに掃除機で取れた汚れが吸引できればさらに良かったかなと思います。
最後に
以前掃除機で掃除をしたときより今回のブラシを使った方法の方がエアコンのファンをキレイにすることができました。このダイソーの「ゴムパワー キッチン隙間スティック」と掃除機を併用すればもっともっとキレイになるのではないかと思います。
なお、まだまだ汚れているので、後日改めてもっとキレイにしたいと思います。
