以前バニラアイスクリームを作ったらものすごくおいしく作ることができて、今回は調子に乗ってチョコレートアイスクリームに挑戦したのですが、どうにも変な食感になってしまったので自分への戒めのためにその顛末を書き記します。
目次
チョコレートアイス作りは難しい?!
チョコレートアイスクリームはバニラアイスクリームを基本に、チョコレートを入れれば完成だと考え、以前作ったバニラアイスクリームと同じ作り方で、最後に溶かしたチョコレートを入れてアイスクリームにしてみました。
見た目は非常によく、食べるまでは成功したと思っていたのですが、食感がボソボソで、なんだか想像していた濃厚なアイスクリームとはなりませんでした。
ボソボソになった原因は?
考えられる原因はいくつかあります。次回アイスクリームを作る際はこれらの点に注意していこうと思っています。
例えば以下に列記したような原因が考えられます。
生クリームの泡立てすぎ
生クリームを泡立てすぎたこと。生クリームは泡立てすぎるとボソボソの食感、見た目になります。
今回チョコレートアイスクリームを作るにあたり、生クリームを泡立てていたのですが、その時にちょっと泡立てすぎた感があったんです。
ただ、バターになるほどではなく、滑らかさがちょっと失われたかな?ぐらいの泡立て具合でした。
生クリームがボソボソになったことがチョコレートの食感と関係があるかと言えば、おそらくあるだろうと思われますが、ボソボソになった状態の生クリームを食べたことがないので、100%それが原因かと言われると、それは私にもわかりません。
ただ、事実として、泡立てすぎた生クリームでチョコレートアイスクリームを作ったら、チョコレートアイスクリームもボソボソになりました。
生クリームは泡立てすぎず、滑らかな状態ぐらいまでにする、これがとても大切だと思います。
乳脂肪分35%の生クリームがダメだった?
実は今回は今までと違う生クリームを使用していました。確か乳脂肪分35%の生クリームでしたが、この乳脂肪分が少ないと、泡立てるのにかかる時間が長くなり、空気がたくさん含まれたクリームが出来上がります。
逆に乳脂肪分が多い生クリームは泡立てる時間が短くなり、相対的に空気が少ない生クリームが出来上がります。
この空気を含む量をオーバーランと言うのだそうですが、空気をたくさん含む前者を「オーバーランが高い」、相対的に空気が少ない後者を「オーバーランが低い」と言います。
なめらかなアイスクリームを作りたい場合、適しているのはオーバーランが低い、つまり、乳脂肪分が多い生クリームなのだそうです。
私はなめらかなチョコレートアイスクリームが作りたかったです。となると、もっと乳脂肪分が多い生クリームを選択するべきでした。
ただ、ボソボソになってしまった原因がこれかというと疑問も残ります。ボソボソになった直接的な原因ではないけど、乳脂肪分が多い生クリームを使った方がなめらかになるよ、といったところでしょう。
チョコレートがダメだった?
今回使用したチョコレートは一般の板チョコレートです。板チョコレートを湯煎して溶かし、それを最後に混ぜ込みました。
最後に溶かしチョコレートを混ぜ込んだ以外は一般のバニラアイスクリームと同じ作り方です。
板チョコは常温で固形の物で、それを湯煎して溶かしてから入れました。普通にスーパーで売られているものです。
お菓子作りにはお菓子作り用のチョコレートが売られています。専門店で専用のチョコレートを買った方が間違いはなかったかもしれません。
ただ、個人的にチョコレートの違いがそこまで食感の違いにつながるかなぁと懐疑的ではあります。
いずれにしても、チョコレートアイスクリームに適したチョコレートが売られているなら、それを買うに越したことは無いかと思います。材料などを販売しているお店で相談してもいいかもしれませんね。
アングレーズソースづくりで失敗した?
アイスクリームを作るにあたって作成したアングレーズソース(クレームアングレーズ)は卵黄が含まれます。そのため、こちらも加熱に失敗するとボソボソになる可能性があります。
そのため、弱火でじっくりと混ぜながら加熱していったのですが、今回多少以前よりも長く加熱していました。というのも、サルモネラ菌が心配だったからです。
アングレーズソースがボソボソだった場合、それは当然アイスクリームの出来上がりに影響してきます。
ただ、目視で確認した限り、ボソボソにはなっておらず、滑らかだったように思います。これが原因だとは考えにくいのですが。
いずれにしてもアングレーズソースは卵黄を使うため、加熱しすぎ、急速な加熱はしない方が良い、ということですね。
ボソボソになったチョコレートアイスクリームの味は?
今回作ったチョコレートアイスクリームはボソボソの食感になってしまいました。見た目はキレイなのに、口に運んだ瞬間のボソボソ感に悶絶。な、なんだこれ・・・。はっきり言って美味しくないです。まるで冷凍したパンみたいにボソボソで口に残ります。滑らかさ皆無。
アイスクリームというのはあの滑らかな食感が非常に大事なんだと改めて気づかされました。
ボソボソになったらもう戻れない
ボソボソになったチョコレートアイスクリームをなんとか美味しくしたかったのですが、材料が原因で、一度ボソボソになってしまうと、もう取り返しがつきません。
そのため、あきらめて全部ボソボソのまま完食しました。
アイスクリームのように時間がかかる食べ物に失敗するとかなり落ち込みますね。
今後の課題
今回、おそらく一番大きな原因は生クリームの泡立てすぎだったのではないかと思っています。
それからアングレーズソースに関しても一歩間違えばボソボソになってしまう可能性を秘めていると思うので、これらの2点を中心に気を付けながら再度挑戦したいです。
もちろん、使用する生クリームは乳脂肪分多めで!
最後に
料理は失敗すると多くのことを学ぶことができます。今後も頭を使いながらいろんな料理に挑戦していきたいと思います。