2022年秋、10月ぐらいから葉が枯れ始めた我が家のアメリカンチェリー。ここまでアメリカンチェリーは葉が奇形になるという症状に悩まされ続けていて、2023年早々にすべての葉が落葉したものの、2023年春にどのような葉が出てくるのか不安しかありません。新しい葉も奇形だったらもうどうしようもないのかもしれません。やはりアメリカンチェリーを種から育てるのは難しいのでしょうか。
目次
アメリカンチェリーの落葉時期
我が家にあるアメリカンチェリーは2020年12月ごろに発芽したもので、それ以来何度か他にも種まきを試みているのですが、結局育っているのは1本だけです。アメリカンチェリーは種からの栽培が非常に難しいと感じています。この苗は2021年にほとんど成長しませんでした。
2021年、そもそも3枚ぐらいしか付いていなかった葉は、2021年11月にはすべて落ちてしまいました。このまま枯れてしまうのか?!と心配になったものです。結果としては2022年3月ごろに新しい葉が出てきて、2022年はしっかりと生長してくれました。
そして2022年は年末まで葉が残っていて、翌2023年1月のはじめにすべての葉が落ちました。
最初のころは種から発芽して間もなかったのでリズムがしっかりしていなかったのだと思われます。もしかしたら今もそうなのかもしれませんが、苗木を購入した桜の木もやはり1月ごろに落葉が完了するので、2023年1月にアメリカンチェリーの葉がすべて落ちたのは、そのリズムに乗れたのではないかと思っています。これらのことから我が家の環境ではおそらく1月に落葉が完了すると言えそうです。
アメリカンチェリーの新しい葉が出てくるのは3月
2022年の春、新しい葉は3月下旬に出てきました。2023年はまだわかりませんが、芽が膨らみ始めているのは見てもわかります。桜もここ数年3月ごろに新しい葉が出てきているのでアメリカンチェリーも順当にいけば3月ごろに新しい葉が出てくるのではないかと思っています。
問題はどのような葉が出てくるかですが、今のところわかりません。今までのように縮れた葉が出てきたらそれは病気か虫の害だと思います。
新しい葉が出る前に切り戻し剪定
まだまだ側枝のない状態の我が家の実生アメリカンチェリーの木。実は主幹を8月ごろに一回切っています。というのも、やはり葉の形が奇形ばかりで、まだ奇形になっていない位置まで切り戻すことで回復しないかと思い、一度切ってみたのでした。しかし、結果は失敗。新しく出てきた葉はやはり奇形で、しかも側枝が増えることもなく、結果的に切り戻した位置のすぐ下から1本の枝がまた上方向に奇形の葉を付けながら伸びただけでした。
すべての葉が落ちた2023年1月、次の葉が出てくるまでに一番上の部分は切ろうと思っています。そうすることで側枝を出させることが狙いです。切る前の高さ30cmぐらいなので、そのぐらいの高さでキープする予定です。
葉が奇形にならないためにできることを検討
新しい葉が奇形にならないために、できることを考えました。
もしも病気だとすれば、もしかしたら手遅れかもしれません。木全体が病気になっている可能性があるからです。そうでない場合は病気の部位を剪定してしまうことで他の部位は守ることができるかもしれません。新しい葉が出てきたら注意深く観察し、もしも奇形ならもっと低い位置で剪定しなおすと良いのかもしれません。ただ、桜は剪定すると枯れ込むことがあると言われ、アメリカンチェリーももしかしたら性質が似ているかもしれないので注意が必要です。
虫の影響で葉が奇形になっている場合、葉がなくなった今、虫はいないように見えますが、もしかしたら隙間でじっと春が来るのを待っていたり、目に見えないような小さな卵を産み付けているかもしれません。そこで、枝だけの状態ではありますが、虫よけのスプレー(といっても天然成分の唐辛子スプレーやオレンジオイルなど、自分で作ったもの)を定期的にかけていこうと思います。また、頑丈そうな部位は歯ブラシなどを使って卵などを落としていこうと思います。
2022年夏に食べたアメリカンチェリーの種も発芽に挑戦
実は2022年の夏に食べたアメリカンチェリーの種を、発芽させずに乾燥した状態で常温保管しております。中もきっと乾燥しているのではないかと思いますが、これを水で戻し、発芽に挑戦してみようと考えています。冬でも室内は20℃ぐらいはあるので、低温処理と呼べるようなものは全く処理されていない状態です。
固い殻はいずれにしても邪魔になるので割って取り去ってしまいます。そして中の仁を茶色い薄皮が付いたまま水に浸けておき、元の状態に戻します。ちょうど乾燥シイタケを水で戻すのと同じような要領で行いました。
最後に
まずは今まで育ててきた実生アメリカンチェリーに新しい葉が付くのを待ち、また、新しい種の発芽も並行して挑戦していこうと思っています。