2020年の5月に桜の苗木を入手して以来、ベランダで鉢植えとして育て続けています。品種は台湾の富士櫻です。桜の育て方などを書き記しておきます。
スーパーで売られていた桜の苗木
確か価格は200元前後だったと思うのですが、スーパーで桜の苗木が売られていて、家族の希望もあって購入しました。
いろんな品種がある中で、ピンク色の花が咲く富士櫻にしました。なお、台湾の富士櫻と日本の富士桜は別物だそうです。
育てる場所
マンション住まいのため、ベランダで植木鉢を使って育てています。午前中は3時間程度日光が当たりますが、昼ぐらいからは日陰になります。
桜の木は根がとても広く広がるらしく、庭植えにはしない方が良いと言われるようです。
プランターのサイズ
私は最初からお店で一番大きかった10号程度の鉢を用意して使っていました。それは、大きい方が根が張って良いだろうと考えたからです。ただ、その考えはあまりよくなかったようで、本来は苗の大きさに合う鉢を用意した方が良かったのだそうです。
それは鉢が大きすぎるといつまでも土が濡れた状態になってしまい、根に良くないからです。水をあげた後、1週間も2週間も土が乾燥しない状況というのは良くありません。そのため、大きすぎず小さすぎずという鉢を使うのが良いでしょう。
使用する土
いわゆる一般の培養土を使用しています。赤玉土が推奨されるようです。
鉢植えの仕方
10号程度の大きさの鉢に培養土を入れ、根鉢を崩さずにそのまま植え付けました。休眠期の場合は根を剪定したりするようですが、そういったことはしませんでした。植え付けた時期、苗を入手した時期は5月ごろです。
肥料
桜は開花を目的に育てています。そのため、基本的にリン多めの開花用肥料を用いています。有機質の緩効性肥料です。
2021年も2022年も葉の色が黄色くなってしまい、肥料不足と思しき症状が出ていました。そのため、以降、もっとしっかり施肥していこうと思っています。具体的には8月を除く生育期、2月ごろから毎月肥料を与えようと思っています。休眠期は肥料を与えていません。
桜の花が咲くのは何年目?
桜の開花時期は春です。台湾の富士櫻についてはどうやら2月ごろに咲きます。
購入する苗木にもよるのでしょうが、私が購入した苗木は接ぎ木したばかりのような苗木で、5月に入手しているので初年度の2020年は当然咲きませんでした。そして期待に胸を膨らませた2021年も咲かず、そろそろかなと思った2022年も咲きませんでした。
3年目になる2023年に咲くのではないかと期待しながら育てております。
桜が枯れる
私は台湾在住なのですが、台湾の方も桜は好きで、街のいたるところに桜が植わっています。これらのほとんどは人工的に植えたもののようですが、残念なことにその多くが枯れてしまっています。気候の問題か管理の問題か、うまく育つことが少ないようです。
そして、うまく育っているのは多くがヒカンザクラ。濃いピンクの花が咲く種類です。1軒だけ、庭に富士櫻を植えられている御宅があり、その桜はかなり立派になっています。
我が家の桜は富士櫻。場所はベランダ。今のところ枯れずに育っていますが、今後どうなるかは私もわかりません。
剪定
桜は剪定に弱いそうです。枝を切ると花が咲かなくなったり枯れてしまったりするそうです。ただ、まったく切らないというのも良くないそうです。
主な剪定は休眠期に行います。新しい葉が出てきてしばらく経った頃にも整理のために剪定をしたりします。
切り口から菌が入ったりしないよう、癒合剤などで保護してあげる必要があります。
ベランダで育てる場合、桜のような落葉樹は落ち葉の問題もあり、あまり大きくすると近所迷惑になることがあります。そのため剪定は必須作業になってきます。紐で誘引したりもしますが、1年に1mぐらい高くなるのでほぼ確実に剪定は必要です。
害虫
桜にはハダニが付きます。ハダニは見つけ次第捕殺することはもちろんですが、非常に小さい上に動き回るので、シャワーなどして全体的に対処しないといつまでも繁殖を続けます。
毛虫が付くこともあります。チョウチョや蛾の卵などを見つけたらすぐに取った方が良いです。
鉢植えにするか盆栽にするか
ベランダで桜を育てるにあたって、鉢植えにするか盆栽にするか悩みました。結果的に鉢植えにしていますが、針金をかけて樹形を作ったりしています。といっても、素人なのであまり納得いく仕上がりにはなっていません。
それに、枝を曲げるのに成功しても、針金を外す時期を誤ると枝に針金が食い込んでしまうことがあります。
初心者は葉芽を花芽と勘違いしやすい
私のような初心者は葉芽と花芽の違いがよくわかりません。何度となく「これは花芽かな?!」なんて心の中でも思ったし、家族にも「花芽かもしれない!!」なんて言いまくっていました。しかし、それらはすべて葉芽でした。
最後に
まだ見ぬ桜の花を夢見て世話を続けています。