カシオが高付加価値なカメラに特化するらしい

いつからか写真撮影にはまり、最近でも写真撮影が好きなのですが、ふと、最初に購入したデジカメのことを思い出していました。

私が最初に購入したのはカシオのEXILIM EX-S2というモデルで、重量わずか88gという、とても軽い、まさにポケットサイズと呼ぶにふさわしいモデルでした。

そして、日本経済新聞に「カシオ、コンパクトデジカメから撤退へ」という記事が掲載され、なんとも寂しい気持ちになったのでちょっと記事にしたいと思います。

手軽さだけで選んだカシオEXILIM EX-S2

カシオEXILIM EX-S2は2002年発売なので、今から約16年前ということになります。

その当時、周りで写真を撮っている人などはそれほど多くなく、自分もカメラの事が良くわからないままにカシオのEXILIM EX-S2を選んだ記憶があります。

選定の決め手はEXILIM EX-S2のサイズでした。とにかくEXILIM EX-S2は小さい。

学校の行事でインスタントカメラを持って行ったりということはよくありましたが、それを除けばそれほど写真を撮る方ではありませんでした。

それが、カシオEXILIM EX-S2の小さいサイズならなんとなくおしゃれな感じがして、写真を撮れるなら友達とわいわいできると思って購入したのでした。

カシオのEXILIM EX-S2について、画素数も今と比べればとても少ないですし、お世辞にもきれいな写真が撮れるとは言い難いですが、いつでもどこへでもポケットに入れて持ち歩けるというのがカシオのEXILIM EX-S2を気に入った理由でした。

EXILIM EX-S2は小さくておしゃれだったんです。当時、外出時の持ち物は携帯、財布、EXILIM EX-S2でした。

EXILIM EX-S2というカメラ

EXILIM EX-S2は1/1.8型の撮像素子を搭載し、有効画素200万画素のデジカメでした。

EXILIM EX-S2は単焦点36mmだったんですね。当時は知りませんでした。デジタルズームは4倍です。

どのスペックを見ても、EXILIM EX-S2の良い点は重量だけだと感じます。あとおしゃれ。

小さいがゆえに落下して破損したEXILIM EX-S2

このカシオEXILIM EX-S2で撮影した写真が今でも残っています。

日付を見ると2003年5月~2003年9月までで、EXILIM EX-S2で撮影した枚数はかなり少なく、家族の写真やペットの写真でした。EXILIM EX-S2はあまり活用できていなかったかも?

そもそも写真をそんなに撮影する方ではなかったので、何を撮影すれば良いのか全く分かっていませんでした。何かを撮りたいという目的はなかったんですよね。

それでも常にポケットに入れて持ち歩いていたカシオEXILIM EX-S2。

その日は何を思ったのか胸ポケットにカシオEXILIM EX-S2を入れて外出していて、階段を下りようとしたときにポケットからカシオEXILIM EX-S2が地面に落ちて壊れてしまいました。

壊れたカシオEXILIM EX-S2は修理をしても良かったのですが、結局修理しないままでした。

そして、壊れたEXILIM EX-S2の後に手に入れたのはキヤノンやニコン、オリンパスのデジカメでした。

EXILIM EX-S2の後の所有カメラ

カシオのEXILIM EX-S2が壊れてからしばらくして、またコンデジを購入しました。それはキヤノンのIXY DIGITAL 55です。これは電気屋さんのカメラ売り場で店員さんに薦めてもらったのでした。

結局のところ、主流と言うか、より良い画質を求めるとボディサイズは大きくなるようで、カシオのEXILIM EX-S2のような機種は需要がそれほど無かったのかもしれません。

キヤノンのIXY DIGITAL 55も小さいですが、カシオのEXILIM EX-S2よりは大きかったです。

その後、画質や操作性優先で考えるようになり、カシオのEXILIM EX-S2のような小さい筐体のモデルを購入することはありませんでした。そして一眼レフへという流れになります。

さらに言えば、今はスマホにカメラが搭載されていて、かなり高性能化しているのでもはやカシオのEXILIM EX-S2のようなモデルが出てきても需要はなさそうです。薄っぺらくておしゃれだったんですけどね。

赤字だったカシオのデジカメ事業

記事によればカシオのデジカメ事業は2017年3月期に5億円の赤字だったのだそうです。

最近のカシオのデジカメはEXILIM EX-S2とは違い、自撮りに特化したモデルが多く、どちらかと言えば女性を意識したモデルが多いように感じていました。EXILIM EX-S2はどちらかというと男性向けで無機質な感じがありました。

あいにくEXILIM EX-S2以降のカシオのデジカメを購入することはありませんでしたが、心のどこかでEXILIM EX-S2のようなモデルがまた出れば見てみたいという気持ちはありました。

しかし、それも難しそうです。カシオは今後高付加価値なカメラ製品に特化する方針だそうで、EXILIM EX-S2のようなモデルはもう出てこないのかもしれません。

カメラがEXILIM EX-S2のように小さいということ

外にカメラを持ち出して、旅行などのついでに写真を撮影するような場合、カメラが小さいと荷物をコンパクトにできて良いです。まさにカシオのEXILIM EX-S2のようにボディが小さいとありがたいです。

しかし、EXILIM EX-S2のように小さいカメラだと画質や操作面で妥協をしなければならないことが多々あります。実際、カシオのEXILIM EX-S2の画質もそれほど良いとは言えませんでした。

※この記事のアイキャッチ画像はカシオのEXILIM EX-S2で撮影した写真です。EXILIM EX-S2で撮影した写真は8枚しか残っていません。

カシオの今後

高付加価値なカメラに特化するということなのですが、カシオと言えばカメラとモニターが分離するタイプのカメラや、G-SHOCKのようなアクションカメラが他者との差別化に成功している製品ではないかと思います。EXILIM EX-S2とは違いますね。

特に防水タイプは水中での撮影をよりフレキシブルにしてくれそうです。

というか、G-SHOCKにカメラを搭載したらどうだろう?なんて思います。