定点撮影用の機材は中古コンデジでも良いかも

NIKONのD500がディスコン扱いとなったという話題がちょっと気になる昨今ではございますが、最近、ベランダで植物の動画や写真をスマホで撮ることが多い私といたしましては、毎回スマホを三脚にセットするのはなかなかに面倒で、それこそD500みたいな一眼レフがあればもはや最高なのではなかろうかと思うわけであります。

カメラは2台以上あった方がよい

現状の機材では、写真をしっかり撮るなら一眼レフを使いますが、その一眼レフ(NIKON D300)は残念なことに動画が撮れないのです。これも時代ですよね。最近のカメラはスマホも含めて動画が撮れてなんぼ。むしろ動画が撮れないとなると、それだけで購買意欲がそがれるという層が一定数いる、むしろ多いというのが現状でしょう。

それでも動画が撮れないD300を使い続けている私ですが、動画を撮る場合はスマホを使ったり借り物のソニーのハンディカムを使ったりしています。そう、切り替えながら撮影している感じです。

一台で全てを賄おうとするならば、写真も動画も撮影でき、さらに小型で、常に持ち歩いているスマホが最適となりますが、常に持ち歩く故に、毎回セットアップが面倒だというデメリットも併せ持っているように思うのです。それに、動画撮影中に電話が来たりして台無しになることもありますし(いや、そこは機内モードとかにしろよって話ではあります)。

撮るものも撮る場所も決まっているならば、そこに定点カメラのように、すぐに使える状態のカメラを1つセットしておくのも良いのではないかと思います。いや、その方が便利であるのは確実でしょう。

確かにスマホがあればいざという時にも撮影ができますし、最近のスマホはとてもきれいな写真や動画が撮れるので、やはりスマホが最強なのは間違いないとは思いますが、何も1台に限る必要はなくて、むしろ状況によっては2台持ちもありなのではないかと思います。また、じゃあその2台目は必ずしもスマホじゃなくても良いような気もするのです。

カメラが必要なのかスマホが必要なのか

当然のことながら現代においてスマホは必要不可欠なもので、現代人ならば必ず1台は持っていた方が良いものの一つではあります。では先ほど挙げたような、定点利用するようなカメラはスマホの方が良いのか、それ以外の方が良いのかについて考えてみます。

スマホと一般のデジカメを定点利用目的で比べた場合、まず、以下の点はあまり関係なくなります。

  • サイズ/重量
  • 写真や動画の撮影と関係のない機能

おいおい、これじゃあスマホの利点がほぼ意味ないやんけ。。。と思った次第ではありますが、次に、重要な点を以下に書いてみます。

  • センサーサイズ
  • 画素数/動画サイズ
  • 価格

センサーサイズは大きいに越したことはありません。ただ、今使っているスマホカメラのセンサーサイズもそんなに大きくない(1/3.06インチ)ので、実際のところなんでも良いのですが、一般的にセンサーサイズが大きい方が暗所に強かったり、ノイズが少なかったりするので、大きいセンサー搭載の方が良いでしょう。

画素数は1000万画素もあれば十分。動画サイズはフルHDで30fpsが撮れれば私の場合は十分です。

価格は安いに越したことはないですよね。新しいものやセンサーサイズの大きなものは高額になりがちですので、そういったものは外していくことになると思います。

それから、上記に加えて私の用途といたしましては以下の項目も気になるところです。

  • マクロ撮影の可否

マクロ撮影の可否に関しては、一眼のマクロレンズを持っていないので、もしも一眼でやろうと思ったらマクロレンズを購入するかクローズアップレンズフィルターなどで対応することになるのですが、あいにく私の家の近所ではインターネット通販も含めてクローズアップレンズフィルターの品ぞろえが乏しいので実現できそうになく、やるならマクロレンズの購入となると思いますが、それだと予算がかなり増えるので却下です。

CANONのIXY最高だった

昔々、私がカメラを所有し始めたころ、2台目に購入したのがCANONのIXYというコンデジでした。あのコンデジ大好きで、どこへ行くにも持って行っていました。

当時のコンデジにも動画撮影機能はありましたが、今となっては見るに堪えないレベルの物でした。それでもどこへでも持ち歩いて写真をメインに撮影していたのは、やはりコンパクトだったからではないかと思います。それに、基本的に私CANONの色が好きなんですね。今は訳あってNIKONユーザーですけど。

最近のCANONはというと、単眼鏡タイプのPowerShot ZOOMこそ2020年に発売されたものの、それ以降はその PowerShot ZOOMの色違いであるBlack Editionが登場したのみ。一般的なコンデジと言うと2019年に発売されたPowerShot G7 X Mark III、PowerShot G5 X Mark IIが最後となっています( PowerShot G7 X Mark IVのうわさがあるようではあります)。

1型センサー搭載スマホ

最近はSHARPのAquos R6やSONYのXperia PRO-Iなど、1型センサーを搭載したスマホカメラもありますが、よく考えるとそれらは焦点距離が固定されたもので、写真や動画を撮影するだけと割り切るならば、1型センサーと望遠レンズを搭載したコンデジの方がやはり良いのではないかとも思います。

なにせスマホの利点はそのサイズと常に持ち歩いていることですから。定点利用目的ではそうではない選択肢も増えます。

中古価格の比較

CANONの初代PowerShot G7 Xなら、ネットオークションで6000元(24,000円)ぐらいで売られていました。SONYの初代RX100なら同ネットオークションで3000元(12,000円)ぐらいから売られています。さすがにちょっと怪しい感じもありますが、価格の目安にはできそうです。RX100はmark IIで6000元(24,000円)ぐらい、mark IIIで7000元(28,000円)程度でした(G7 X mark IIは9,000元(36,000円)程度でした)。まとめると以下の通り。

  • PowerShot G7 X(初代):6,000元(24,000円)
  • PowerShot G7 X mark II:9,000元(36,000円)
  • RX100(初代):3,000元(12,000円)
  • RX100 mark II:6,000元(24,000円)
  • RX100 mark III:7,000元(28,000円)

じゃあスマホはというと、1型センサー搭載のスマホはネットオークションで中古を見つけられませんでしたが、例えばiPhone 8のネットオークション価格は6,000元(24,000円)ぐらいでした。

最後に

定点利用目的の場合、持ち運ぶ必要もないので、スマホよりも、安いコンデジを選んだ方が良いように思えてきました。