台湾在住者です。ベランダで花見をするためにバラ科サクラ属の植物を育てている私なのですが、野菜を育てることもあります。
2024年はチンゲン菜を育ててみました。しかし、思うようにはいきませんでした。これからチンゲン菜栽培に挑戦する方の参考になればと思い、これまでの顛末を書き記します。
目次
チンゲン菜をベランダで育てよう!
チンゲン菜と言えば家庭菜園で人気の野菜の一つ。食べてもおいしいし、そんなおいしいチンゲン菜が家庭菜園で育てられたら楽しい上においしいというまさに一石二鳥。
それなのに今まで私は一度もチンゲン菜栽培に挑戦したことがありませんでした。というのも、葉物野菜は害虫被害がひどい印象があって、それをコントロールするのが難しいと考えていたからです。
今回チンゲン菜を実際に育てたことで、いろいろ学ぶことも多かったです。というか実際害虫被害がひどかった!
種はネットで購入
近所に種苗店が無いわけではないのですが、最近種はネット通販で購入しています。
ネットで種を購入している理由は、ネット通販だと本当に多くの種を選ぶことができるからです。
ネット通販だと実物を見れないので、どのような管理をされているのかはわかりません。そこはデメリットでもありますが、それでもやはりネット通販は便利ですし、思いがけず稀少な種に出会うこともあります。
種はとても小さい
チンゲン菜の種は小さいです。二十日大根などよりも小さく、青紫蘇の種よりは気持ち大きいかなという程度です。
種の保管について
私は購入した種をすべて冷蔵庫のチルド室に入れています。野菜も室内に放置するより冷蔵庫に入れた方が長持ちしますし、種も冷蔵庫の方が良いと考えています。
育苗ポットに種まき
種は育苗ポットを使ってまきました。種まきを下敷きは8月上旬です。
育苗ポットの使いまわしは良くないと言われます。ですが、私は経費削減のためにいつも使いまわしています。
育苗ポットを使いまわすと植物にとって有害な菌が付着していたり、虫の卵などが付着していたりするため、良くないと考えられます。
できれば新しいものを使いましょう。
チンゲン菜の発芽
種まきから4日後、無事に発芽しました。時期は8月上旬です。
台湾在住ではありますが、夏は日本も台湾も暑く、台湾では大体30℃前後の日が多いです。沖縄などは非常に気候が似ていると思われます。
そんな真夏に種まきをしても発芽をしましたが、本来は真夏を避けて春、秋に種まきすると良いのだそうです。
順調?に生長するチンゲン菜
そこから順調に生長していったチンゲン菜だったのですが、途中からいろんな問題が出てきました。
定植をしなかった秋
毎日水を与えていたので存在を忘れていたわけではありません。ですが、どうしても億劫になってしまって定植をせずにいました。
定植せずに育てていたチンゲン菜はなんだかヒョロヒョロしていて、頼りない感じになっていました。
奇形の葉は害虫被害?
しばらくすると奇形の葉が出てきました。特に新しい葉に多いです。
この症状は他の植物で経験がありました。おそらくはアザミウマか、ダニ類の仕業です。目視で虫を確認できなかったのでハダニではありません。目に見えないレベルの小さなダニが特に有力な候補だと思います。
我が家のベランダは目に見えないレベルの丸くて小さいダニが多いです。多くの植物が被害を受けています。小さい植物が被害を受けるともはや救済のしようがありません。
コナジラミの巣窟
害虫被害はアザミウマやダニ類にとどまらず、今度はコナジラミも大量発生し始めました。
上から見てもチンゲン菜の元気がないことぐらいしかわかりませんが、少し揺らすと白くて小さいコナジラミが大量に飛び立ちます。
一株当たり数十匹。30匹ぐらいでしょうか。とにかく気持ち悪いです。この段階でもう食べることは諦めました。
今回は無農薬栽培
今回のチンゲン菜は完全無農薬で育てていました。何も特別な物はかけていません。たまに葉水をかけた程度ではダニやコナジラミは対処できませんでした。
ダニはしっかりしがみついていてそもそもシャワーしても洗い落とすのが大変で、コナジラミに関してはシャワーをしても飛び立ってよけてしまいます。そしてすぐに戻ってきてしまいます。
ネットをする方法もありますが、あいにく適切なネットが見当たらず、今回は実験も兼ねてそのまま無農薬で栽培を継続していました。
ニームオイルはどうだろう
家には以前買ったニームオイルがあります。ニームオイルのスプレーをかけたらあるいは忌避効果があるかもしれませんね。
農薬による対策は今後の課題です。
最後に
今回はじめてチンゲン菜を育ててみましたが、どうもうまくいきませんでした。その原因は害虫です。
害虫対策を強化して、いつの日か改めてチンゲン菜栽培に挑戦したいと思います。また、その時は定植もしっかりしたいと思います。