ここ最近「もしかして私、糖尿病かもしれない…」と不安な日々を過ごしていませんか?ネットで症状を検索しては一喜一憂し、病院に行くべきか悩んでいる方も多いと思います。
私も先日、どうしても気になる症状があり、意を決して数年ぶりに血液検査を受けてきました。結果から言うと、糖尿病の心配はなかったのですが、思わぬ落とし穴がありました。
検査報告書に並ぶ「正常」の文字の中で、なぜか「ケトン体」という項目だけが真っ赤な異常値(基準値外)になっていたのです。「糖尿病じゃないのに、ケトン体が高いってどういうこと!?」と一瞬パニックになりましたが、医師から返ってきたのは驚きの言葉でした。
今回は、私が糖尿病を疑ったリアルなきっかけから、17時間の空腹がもたらした不思議な検査結果の真相まで、体験談を詳しくブログにまとめました。同じように検査結果を見てハラハラしている方の参考になれば幸いです。
糖尿病を疑って血液検査へ!結果はほぼ正常なのに「ケトン体」だけが異常値に?
私が「もしかして糖尿病かも」と不安になり病院を受診したきっかけ

そもそも私が数年ぶりに血液検査を受けようと思ったのは、体にいくつかの異変が起きていたからでした。
ここ数年、足の先がチクチクと痛むことが多かったのです。
最初はあまり気にしていなかったのですが、ふとネットや噂で「糖尿病の症状は足から始まる」という話を耳にし、急に不安が押し寄せてきました。
それだけならまだ様子を見ていたかもしれませんが、足の爪にカビ(爪水虫のようなもの)が生えてきたことも、受診を後押しする大きなきっかけとなりました。
思い返してみれば、過去に一時的に足の感覚が鈍くなっていた時期もありました。
さらに、ふくらはぎが異常なほどパンパンにむくんでしまい、一時的に歩けなくなったことまであったのです。
その時期は、筋トレをしていて体重増加のためにとにかく体重を増やそうとしていた時期で、毎日クッキーばかり大量に食べていた時期とも重なっていました。
「あの暴飲暴食のせいで、私は本当に糖尿病になってしまったのかもしれない…!」と、素人ながらに強い恐怖を覚えたのを今でも覚えています。
検査当日のスケジュールと約17時間の空腹状態
このままモヤモヤしていても始まらないと思い、まずは近所の内科クリニックを受診することにしました。
そこは糖尿病の専門的な治療も行っているクリニックだったため、勇気を出して「足のチクチクなどの症状があり、糖尿病ではないかと不安です」と正直に伝えました。
先生は優しく話を聞いてくださり、まずは詳しい血液検査をしましょうということになりました。
血液検査は後日、しっかり空腹状態を作ってから受けるスケジュールになりました。
病院からは「検査の前は、8時間以上の空腹状態を維持して来てくださいね」と言われていたのですが、当日のタイミングがうまく合わず、私は結果的に「17時間空腹」の状態で採血に臨むことになってしまったのです。
前日の夜23時に食事を済ませてから、翌日の夕方16時の採血まで、口にしたのは水だけでした。
医師が教えてくれた「空腹時のケトン体陽性は異常ではない」という盲点

血液検査のケトン体とは?体が脂肪を燃やしている正常なサイン
後日、ドキドキしながら聞きに行った血液検査の結果は、意外なものでした。
心配していた血糖値やその他の項目はほぼすべて正常で、医師からも「糖尿病ではありません」と太鼓判を押されたのです。
ひとまず最悪の事態は免れ、心から安心することができました。
気になっていた足のチクチクについても「末梢神経の悪戯や、よくある一時的な症状の範囲内でしょう」との説明を受け、ホッと胸をなでおろしました。
しかし、検査報告書の中で1箇所だけ、どうしても見過ごせない「異常値」のマークがついている項目がありました。それが「ケトン体」です。
「たかだか17時間ご飯を食べなかっただけで、検査に引っかかるような異常が起きるの?」と疑問が湧きました。
調べてみると、ケトン体とは体内の糖分(グルコース)が不足した際に、体が代わりにエネルギー源として作り出す物質のことだそうです。
主に肝臓で脂肪が分解される過程で生まれ、脳や筋肉を動かすエネルギーになります。
このケトン体がエネルギーとして使われている状態を「ケトーシス」と呼び、最近では糖質制限ダイエットなどで意図的にこの状態を作る方もいます。
17時間のご飯抜きが原因?血糖値が正常なら心配いらない理由
私のケトン体の数値が跳ね上がっていた理由は、まさに「17時間何も食べずに採血をしたから」でした。
結果を見た医師も、全く慌てる様子はなくこう教えてくれました。
「食事をこれだけ長い時間摂らない状態で血液検査をすれば、体が脂肪を燃やし始めるので、ケトン体の数値が一時的に高くなるのはよくあることなんですよ」
つまり病気ではなく、長時間のご飯抜きに対して、私の体が必死にエネルギーを作ろうと正しく働いてくれた結果の「正常な生理現象」だったのです。
糖尿病による危険な高値(ケトアシドーシス)との決定的な違い
そもそも、本当の糖尿病かどうかは、血液検査の「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」という過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を示す数値で判断されます。
今回のクリニックでいただいた血液検査の報告書によると、糖尿病の基準は以下のようになっていました。
- HbA1c 5.6未満:正常
- HbA1c 5.7〜6.4:高リスク群(糖尿病予備群)
- HbA1c 6.5以上:糖尿病
私の今回のHbA1cの値は「5.1」と、完全なる正常値でした。
糖尿病の悪化によってケトン体が高くなる病態(糖尿病ケトアシドーシス)は、インスリンが全く足りずに血糖値が異常に高いにもかかわらず、細胞が糖を吸収できないために脂肪が異常分解されて起こる危険な状態です。
しかし私のように、HbA1cが正常で、単なる長時間の空腹(絶食)によってケトン体が出ている場合は、医学的に何の問題もないとのことでした。
検索魔になって怖がる前に、血液検査を受けて本当に良かった理由
モヤモヤした不安な日々から解放された安心感
ネットの情報を検索しては「足のチクチクは糖尿病の初期症状かも」「あの時クッキーを食べすぎたからだ」と一人で勝手に絶望していた数週間が、今思えば嘘のようです。
実際に病院へ行き、客観的な数値として「糖尿病ではない」と分かったことで、心にかかっていた暗い霧が一気に晴れ、本当に救われた気持ちになりました。
もしあのまま病院に行かず、家でネット検索を続けていたら、今でも毎日不安に押しつぶされそうになっていたはずです。
検査結果でケトン体だけが基準値外だったときに確認したいチェックポイント
もし皆さんが健康診断や血液検査の結果を見て、「ケトン体」の数値だけが異常に高くて驚いてしまったら、まずは深呼吸をして以下の点を確認してみてください。
採血の直前、何時間ほど空腹期間が続いていましたか?
前日の夜から、あるいはバタバタしていて10時間以上何も食べていない状態ではありませんでしたか?
もし長時間の絶食に心当たりがあるなら、それは病気ではなく、体が脂肪を燃やして頑張った証拠かもしれません。
もちろん自己判断は禁物ですので、その「絶食時間」をしっかり医師に伝えて診断を仰ぎましょう。そうすることで、それが異常なものなのか、私のような正常な反応なのかを正しく見極めてもらえます。
まとめ:空腹時の血液検査はケトン体が高く出ることもあると知っておこう

今回は糖尿病の恐怖から始まった検査でしたが、結果として糖尿病の要素はみつからず、ノーマークだった「ケトン体の上昇」という体の不思議な仕組みを学ぶ大切な一歩となりました。
17時間もの絶食が原因だと分かり、心配すべき点がすべてなくなった今は、本当に解放された清々しい気持ちです。
医師からは「今回は大丈夫でしたが、健康管理のためにこれからは定期的に健康診断を受けてくださいね」とアドバイスをいただきました。
今後は何かの症状に怯えてから動くのではなく、自分の体を守るために、定期的かつ計画的に検査を受けていこうと思います。
もし「糖尿病かも」と一人で悩んでいる方がいたら、怖がらずに一度、お近くのクリニックを受診してみてください。

