いや、もう、雨の中バイクで子供の送り迎えはどうなのよ

台湾と言えばバイクの量が尋常じゃないことで有名で、台北の有名な高速道路出口は写真でよく見ますよね。そんな台湾ですので、自分が生活の手段としてバイクを使うことはもちろん、子供の送り迎えにもバイクが使われたりします。これは台湾の学校事情も関係しているのですが、今日はそんな話。

集団登下校など無い台湾

地域にもよるのでしょうが、私は小学生のころ、地域の上級生などと一緒に並んで学校に行っていました。徒歩圏だったこともあり、もちろん徒歩です。これは住宅が密集している地域に住んでいたからだと思われます。一部、遠くに住んでいた生徒を除き、みんな同じように班に所属し、班のみんなで登校していました。下校はと言うと、下級生だったころはやはりグループで下校していて、その場合は大体近所に住む人たちでグループを作り、その中の誰かのお母さんが迎えに来て一緒に歩いて帰るというものでした。学年が違えば下校時間も異なりますからね。

台湾はと言うと、これも地域によると思われますが、私が住む地域は集団登下校など皆無。基本的に行きも帰りも親が送り迎えします。現地の人に聞いた話と、自分の考えでは、理由は以下の通りです。

  • 治安の問題
  • 歩いて通える距離ではない

まず、治安の問題についてですが、事件などにまきこまれることを警戒して親が送り迎えをしているという事情もあるようです。台湾に限ったことではありませんが、台湾にも街によっては近づかない方が良いと言われている地域があります(実はガイドブックにも載っているような有名な地域も含まれます)。

次に、歩いて通える距離ではないということですが、これは日本でも地域によるのでしょう。学区が広いと遠方の生徒は徒歩による登下校が困難になります。そうなるとどうしても他の手段が必要になるわけですが、台湾の場合それが親の送迎ということになります。そういえばアメリカはスクールバスがありますよね。そういうの、台湾でも地域によってはあるのでしょうか。私が住む地域では見たことがありません。あるとすれば、下校する生徒をピックアップして自らが経営する塾に連れていくバスです。これは結構多く、下校時間になると送迎用のバンのような車をよく見かけます。

そういえば幼稚園の場合、赤の他人が悪意を持って子供を迎えに来ないように、送迎カードなるものを配られることがあります。そのカードがなければ幼稚園が子供を渡してくれません。もっとも、顔見知りになるとそのカードを提示しなくても引き渡してくれます。どうしても都合がつかずに親戚などに送迎をお願いするときに使うカードと言えます。

バイクでの送迎はなかなかしんどい

さて、送迎時のバイクについてです。台湾は今でも日中30℃になります。そのため、夕立も多いわけですが、その時間がちょうど子供の下校時間に重なると大変。車を持つ家庭はどうってことないでしょう。でも、私のように普段バイクに乗っている人間にとっては非常に大変な行為の一つとなります。

台湾と言えば世界で一番二輪車が普及していることで有名。人口2300万人に対してバイクの総保有台数は1200万台だそうです。つまり、二人に一人以上がバイクを保有しているという計算になります。保有率でいえば日本の6倍程度なんだそうです。いや、本当に多い。

台湾内で見かけるバイクと言えば光陽(KYMCO)三陽(SYM)山葉(YAMAHA)が多く、特に光陽と三陽は多いです。それぞれ台湾のメーカーで、庶民の足として定着しています。どこへ行くにもバイク、という人も多いことと思います。

先日も見事に夕立とお迎えの時間が重なり、大変な思いをしました。一応雨合羽も持っていたのですが、もうそういうレベルではない雷雨。こういう時、車があるといいなと心から思います。むしろ雨じゃなくても子供のいる家庭に車は必須ではないかと。

車があれば濡れません。当然です。また、荷物が多くても運ぶことができます。バイクで多くの荷物を運ぶことは簡単ではありません。やはりここは中古でも車を買うべきかとか考えるのですが、車を買うということは駐車場も用意しなければなりません。それに維持費も半端ないですよね。台湾でも車の価格は日本と同等、いやむしろ日本車なんかは関税の関係でもっと高いように思います。プリウスなんか乗ってる人は金持ちだなぁと思います。

バイクをメインに乗っている人に理由を聞いたところ、理由のトップは経済面でした。むしろバイクを買わない理由がわからないという人もいました。安いは正義ということのようです。

ただ、理由はそれだけではないようにも思います。台湾はお店に駐車場があることが稀です。しかも有料駐車場も少ない。もちろん、まったくないわけではないのですが、日本と比較した場合圧倒的に少ない印象です。その代わり、有料で路駐できるスペースが道路の左右に用意されていることがあるのです。また、道路の両端が白線で、白線内に車を収められる場合は「駐車禁止ではない」という扱いらしく、そのようなスペースに駐車する人も多いです。つまり、ある特定のお店に行こうと思ったとき、車では猛烈に不便なのです。店の前にその駐車スペースがあれば良いですが、都市部であるほど少ないですし、交通量が多ければ駐車スペースも満車であることが多いです。そんな時、バイクが重宝するというわけです。

最後に

いや、今後もバイクで送迎するんですけども。明日も朝から子供たちを送っていきますけども。ちょっと車がほしくなったなというお話でした。