マクドナルドのアップルパイが、シナモン香るフィリングが最高においしい至高の一品であることに疑いは無いのですが、今回はそんなマクドナルドのアップルパイを意識した焼きアップルパイを作ってみました。結論を先に書くと、うますぎてもうマクドナルドみたいに揚げる必要はないかなと思うほどのレベルのアップルパイとなりました。
目次
マクドナルドのアップルパイを家でも作ってみたい!
私の知人にマクドナルドのアップルパイをこよなく愛している方がいます。その方は週に一度はマクドナルドでアップルパイを食べています。
私もマクドナルドのアップルパイは大好きです。私はマクドナルドのアップルパイが嫌いだという人に会ったことがありません。
やはりみんなマクドナルドのアップルパイが好きなのでしょう。そして、今回はそんなマクドナルドのアップルパイを家で作れないか考え、まずは焼きアップルパイに挑戦した記録です。
マクドナルドのアップルパイは揚げてある
マクドナルドのアップルパイは油で揚げてある、いわゆる揚げアップルパイです。私は揚げる作業というのは、非常に難易度の高い作業であると考えています。というのも、揚げる時の温度加減も難しいし、使用した油の処分も難しいからです。
アップルパイと言えば焼いたものもあります。運よく我が家にはオーブンもあるので、そのオーブンを使えば焼きアップルパイを作ることができます。私はマクドナルドの揚げアップルパイを意識しながら焼きアップルパイを作りました。
シナモンは必須
アップルパイのレシピもいろんな種類があり、揚げるものや焼くものだけでなく、その中身にもいろんな違いがあります。
いろんな違いがある中で、私が最も重要だと考えた物はシナモンの有無です。マクドナルドのアップルパイにはシナモンが入っています。シナモンを入れないアップルパイのレシピもありましたが、もう絶対にシナモンは入れた方が良いです。
そして、シナモンを入れるならバターも入れるべき。シナモンとバターの組み合わせはこの世の中で最もベストな組み合わせではないかと思うぐらいに私はこの組み合わせが好きです。
アップルパイの材料

アップルパイのメインと言えば当然リンゴです。リンゴが無いアップルパイはアップルパイではありません。
リンゴはいろんな種類があります。アップルパイに適していると言われるのはグラニースミスという品種です。グラニースミスがアップルパイに適していると言われる理由は、煮てもグラニースミスは煮崩れしにくいからです。
でも、グラニースミスを使わなくてもアップルパイは作れます。今回は王林を使いました。
- りんご中玉 1個
- 砂糖 小さじ1.5
- シナモン 小さじ1
- バター 10g
- バニラエッセンス 少々
- コーンスターチ 大さじ1
- 水 大さじ1 ※コーンスターチを溶かすために使用
- 冷凍パイ生地15cm×15cm 5枚
- 卵 1個 ※卵液用
- 砂糖 大さじ1 ※シロップ用
- 水 大さじ1 ※シロップ用
作り方

市販のパイ生地シートを使う場合、アップルフィリングを作るのがメインの作業になります。この作り方のアップルパイは実に簡単です。
- リンゴの皮を剥き、5mm幅ぐらいのいちょう切りにする
- 砂糖をかけて混ぜ合わせ、水分が出るまで15分程度置いておく
- リンゴから水分が出たらバターを入れて、弱火で煮始める
- バターが溶けたらシナモンとバニラエッセンスを入れて、さらに煮る
- 途中、水分が少ないと焦げ付くので、適宜分量外の水を足しながら煮つづける
- リンゴが9割がた透明になったら水溶きコーンスターチを混ぜ入れ、焦げ付かないようにかき混ぜながらコーンスターチに火を通す
- コーンスターチに火が通ったら火を消し、冷めるまで放置する
- 冷凍のパイ生地を冷凍庫から出し、自然解凍する
- ある程度解凍したら冷めた「7.」を適量乗せ、パイ生地で包み込んで封をし、冷蔵庫に入れておく(接着部分に水を付けて折り畳み、フォークなどで端を押さえると良い)
- 卵液を用意し、パイの上面に塗っていく。同時にオーブンを予熱開始
- 余熱が完了したオーブン190℃で10分焼き、トレーを前後入れ替えて更に10分焼く。(我が家のオーブンは上と下のヒーターの温度が調整可能で、上は190℃、下は170℃としました。そうしないと下ばかり焦げます。また、15分ぐらいが経過したころ、上面も焦げ始めるので、15分ぐらい経ったらアルミホイルを被せて、合計で20分焼成しました)
- 焼き上がったアップルパイにシロップを上面に塗って完成(シロップは砂糖と水を一緒に火にかけ、砂糖が溶けて多少粘りが出るまで煮詰め、冷ましたもの)
リンゴは水を足しながら煮ていく

リンゴを煮る時間はそんなに長くなくても良いのですが、今回は水を足しながらじっくりと煮ていきました。途中、少し鍋底が焦げ付きそうになりましたが、水を入れながら慎重に煮ていきました。
水を入れないと焦げやすいです。
コーンスターチを入れて粘りを出す

レシピによってはレモン汁を入れるものもあります。レモン汁はペクチンの投入が目的です。今回私はレモン汁を入れず、水溶き片栗粉のごとくコーンスターチを入れました。
コーンスターチは冷めても粘度が下がりにくいという特徴があります。片栗粉だと冷めると水っぽくなりますが、コーンスターチは水っぽくなりにくいです。
マクドナルドのアップルパイはシロップみたいな、粘度の高い液体が中にたっぷり入っています。原材料にもコーンスターチと書かれており、今回はコーンスターチを入れてみました。
実際コーンスターチを入れたことで、リンゴだけではない舌触りが追加されたように感じましたが、シロップという感じにはなりませんでした。
パイには穴を開けた方が良い?

焼くとき、パイに穴を開けておいた方が良いという意見もあるようですが、穴を開けても穴を開けなくてもうまく焼けました。
ただ、個人的には穴を開けておいた方が破裂の心配がなくて良いかなと思います。
焼き加減はオーブンによって異なる

我が家のオーブンは下側の火力が強くなりがちで、例えば190℃にしたくても、上と下を同じ190℃にすると下ばかり焦げていきます。
そこで、今回は上を190℃、下を170℃にしました。このように、各家庭でオーブンの種類や環境に合わせて温度や焼成時間を調整する必要があります。
出来立てのアップルパイはあり得ないぐらいおいしい!

焼き立て、出来立てのアップルパイを早速試食してみたところ、手前味噌ではありますが、ものすごくおいしいアップルパイとなっていました。
ああ、やっぱりアップルパイにはシナモンを入れた方がおいしい!いや、シナモンが入っていないアップルパイも美味しいですけれども、私はやはりシナモンがたっぷり入っているアップルパイが好きです。
出来立ては当然おいしいのですが、今回のアップルパイは冷めてからもおいしく、作って食べ終わったそばからもう次のアップルパイを作りたいと思うほどでした。
知人に食べさせてみる

前述のアップルパイが大好きな知人にも私のアップルパイを食べてもらいました。出来立てではなく、冷めて冷たくなったアップルパイです。
感想は「うまい!」とのこと!やりました!「また食べたい!」もいただきました!
冷凍パイ生地最高!
今回アップルパイを作ってみて思ったのは、冷凍パイ生地がものすごく簡単でありがたいということ。パイ生地から手作りすることも可能ですが、簡単に作るならこういう冷凍パイ生地を使っても良いと思います。ものすごくおいしかったです。
最後に
今回は自分でも唸るぐらいにおいしい手作りアップルパイが出来ました。まだパイシートは残っているので、また作ってみたいと思います。