ベランダのリンゴの木なのですが、葉が縮れてしまい、正常な葉がなかなか育たない状況に陥っています。なんで縮れてしまうのでしょう。いろいろ考えてみたのですが、ここ台湾はやはり暑すぎて、それが原因ではないかと最近は疑っております。
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最近のリンゴの木
2021年7月になり、ハダニの被害が結構顕著になってきた気がします。以前からいなかったわけではないですが、最近特に増えてきた感じです。夏本番で活動が活発化したのでしょうか。ハダニが付くと葉の栄養を吸われ、斑点状に色素が失われていきます。また、そのまま放置するとクモの巣のようなものも出現して、無限増殖する可能性があります。
当然植物には良くないものなので、対策を考える必要があります。代表的な対策としては唐辛子スプレーでしょうか。しかし、このリンゴ、唐辛子スプレーをかけたら葉が枯れてきました。唐辛子スプレーが濃すぎるのでしょうか。市販のものですが。葉焼けに近い症状のようで、薬焼けと表現されることもあるようです。今後は薄めるなどした方がよさそうです。使い方はまた考えます。
唐辛子スプレーなど無くても、水をかけるだけでハダニは落ちていきます。多少面倒ではありますが、水やりのついでに葉にも水をかけることで、かなり減ってはきました。ホースやジョーロでの水やりではなく、ホースの先にシャワーノズルをつけて、それで葉に水をかけると結構落ちるようです。いい感じ。
シャワーをするだけでは予防策にはなりません。シャワー＋何かしらの予防策で対応すると良いと思われます。
以前に引き続き針金で樹形を作っています。かなり長くなっていたリンゴの木は短く剪定し、脇芽を針金で曲げています。上へ上へと伸びていくのでそれを押さえて、横へ、さらには下へ伸ばしています。
その後、不要になった針金を外していたのですが、外す過程で一部から「パキッ！」という嫌な音が聞こえました。でも、どこからその音がしたのかがわかりません。見たところ、折れているようには見えないのですが。成長が止まっているわけではなさそうなので折れてはいなかったようです。ただ、おそらく幹のどこかに亀裂などが入っているのではないかと思います。
今は最先端がすでに中間部位よりも下に位置していて、この日気づいたのですが、中間部位から新芽が出始めていました。やはり一番高い位置から芽が出てくるようですね。それをどうするかはまた改めて考えます。
葉の縮れがひどい
新芽がかなり変形してしまっていました。変形してしまっていた葉はできるだけ取り去りました。すると、一旦はきれいな葉が出るようになるのですが、やはりまた縮れていきます。最初はハダニのせいだと思っていたのですが、目視でハダニを確認できない状況でも葉は縮れたままで、どうやら原因はハダニではないのではないかと思うようになりました。
ハダニ以外で考えられるのは病気。しかし、病気に関する知識は一切ないので困ったものです。ネット検索してもそれらしい病気は見当たらず、断定はできませんでした。そして、最近になって思ったのは、ここ台湾の夏は連日３０℃越えで、しかもその期間が日本よりも長いという特徴があります。りんごは暑い地域での栽培に向いていないというのはよく言われることですので、もしかしたら気温が影響しているのかもしれません。
葉が縮れないリンゴ
そんな中、実は葉が全く縮れていないリンゴがあります。それは金星という品種。この品種のリンゴは葉が一切縮れません。いや、苗がまだ小さいので今後縮れることもあるかもしれませんが、今のところ異常なし。品種によって気温に対する耐性が異なるのかもしれません。
葉が縮れている品種は王林か富士（世話をする中で王林と富士が混ざってしまい、どちらだかわからなくなってしまいました）。台湾のように暑い地域で育てるなら金星の方が良いのかもしれませんね。
葉が縮れていることによる弊害
ところで葉が縮れていると何が良くないのでしょうか。考えられるのは以下のようなことです。
- 光合成不良により栄養がしっかり生成できない
- 縮れた後は早くに枯れ落ちるので、やはり光合成できなくなる
- 見た目が悪い
どれも良くないことばかりです。栄養がしっかり生成できなければ開花にも影響があるかもしれません。そうなっては本末転倒。台湾でリンゴの花を拝むという目標が頓挫してしまいます。
葉が縮れる場合の対処方法
葉が縮れる原因が気温だとした場合、どんな対策があるか考えてみました。
- 冷庫を導入する→費用・サイズの面で現実的でない
- エアコン稼働中の室内に移動する→日照不足になる可能性がある
- 毎日根元に氷を置く→根元以外は対策できない。24h対応できない。
考えてもこれぐらいしか出てきません。一番現実的なのは室内に入れることでしょうか。ただ、我が家は家族が室内に植物を置くことに反対（虫が発生する可能性があるから）なので、実現できそうもありません。となると氷かな。実は氷を何個か置いてみたことはあるのですが、１日や２日では何も変化がありませんでした。
リンゴの葉が縮れる原因
追記：今までリンゴや他のバラ科植物をベランダで育て続け、葉が縮れるという症状をよくよく観察し続けていたところ、縮れた葉には目視が困難なほど小さな虫が付いていることがわかりました。
アザミウマ（スリップス）のような、また白いダニのような虫です。これらが繁殖し始めると葉が縮むのではないかと後日思うようになりました。
そして、これらの虫の対策として比較的有効だと考えているのはニームオイルを薄めたスプレーの噴霧です。いわゆるインドセンダンの実から抽出したオイルで、多くの害虫に忌避効果などが期待できるのだそうです。
最後に
まだ木が小さいこともあり、もっと大きくなって根が今よりも立派になれば解決することもあるかもしれません。様子を見ながら栽培を継続したいと思います。