紫が濃い! ついに色の濃い赤紫蘇栽培に成功!赤紫蘇栽培に最も大切だったこと

赤紫蘇は、栽培方法や環境によっては緑色になってしまうことがあり、過去に私も赤紫蘇なのに緑色になってしまったことがありました。

2025年はキレイで濃い紫色(赤)になったので、やったことをここにまとめます。

2025年の赤紫蘇栽培は大成功!

ベランダで栽培して収穫した赤紫蘇(2025年4月ごろ)
ベランダで栽培して収穫した赤紫蘇(2025年4月ごろ)

2025年の今年栽培した赤紫蘇は思いのほかうまく生育して、紫とも赤いとも言える色をきれいに残したまま収穫することができました

赤紫蘇と言えば、私の中ではきれいな色に育てるのが難しい植物の一つです。2025年にきれいな色になったのには理由があります。

他の年と違ったこと、うまくいった理由について書いていきます。

赤紫蘇が紫にならない原因

赤紫蘇が紫にならず、緑色になってしまう場合、以下のような原因が考えられます。

  • 日照不足
  • 肥料不足

上記二つの原因のうち、私が考える赤紫蘇栽培で葉が紫にならない最も大きな原因は「日照不足」です。日照条件が悪ければ、他の条件をクリアしていても、きれいな紫色にはならない可能性が高いです。

日当たりが悪いと赤紫蘇は色づかない!

ほとんど赤みの無い赤紫蘇(2024年9月ごろ)
ほとんど赤みの無い赤紫蘇(2024年9月ごろ)

日当たりが悪い場所で赤紫蘇を育てると色づきが悪くなります。そして、赤紫蘇とは名ばかりの、緑色に若干紫の部分が混ざった色の紫蘇が誕生します。

我が家のベランダは、朝は日が差し込みますが、正午ごろにはもう日が当たらなくなるような、そんなに日照条件の用意場所ではありません。

その中でも、特に日当たりが悪い場所、比較的日当たりの良い場所が存在します。

2025年、もっとも日当たりが良い場所で赤紫蘇を育ててみたところ、しっかりと紫の濃い、理想に近い赤紫蘇が出来ました

上の葉と内部の葉で色が違う

上の方の葉と下の方の葉の色が全然違う赤紫蘇
上の方の葉と下の方の葉の色が全然違う赤紫蘇(2025年5月ごろ)

同じ株の中でも、太陽光が直接当たる場所と、上方に葉がかぶさっていて太陽光が直接当たりにくい内部では葉の色が異なりました。

つまり、太陽光が直接当たるかが葉の色に大きく影響することがわかります。

となると、赤紫蘇は野放しで生長させていくと、下の方は赤くならないということが発生します。そのため、適宜収穫し、内部まで太陽光が差し込むようにする必要があります。

順次収穫していくべし

赤紫蘇は順次収穫していく必要があります。そうしないと内部に太陽光が届かなくなっていき、太陽光が届かなくなっていくと色が悪く、緑に近くなっていきます。

個人的には大きな葉が10枚程度になった茎は、茎ごと切り取ってしまうのが良いと思います。葉だけ収穫して茎を残すというのも一つの方法かもしれませんが、まだ試したことはありません。

いずれにしても、順次色の濃い葉から収穫していくことで、内部に太陽光が差し込む状態となり、結果として色の濃い赤紫蘇の葉を収穫できるようになります。

収穫した葉は塩漬けで保存

我が家では赤紫蘇の葉を梅干しに使ったり、梅ジュースに使ったりしています。

梅干しに使う分は少量でも塩もみして冷凍保存しています。私は赤紫蘇を塩もみするとき、全重量の20%相当の塩を使うので、もしかしたら常温や冷蔵庫でも大丈夫かもしれませんが、心配で冷凍庫に入れて保管するようにしています。こうすれば、収穫時期が分散しても、最終的にまとまった量を使うことができます。

梅ジュースは1回の収穫でまとまった量が収穫できたときに作ると良いと思います。

適宜肥料を与えるべし

赤紫蘇は青紫蘇と同様、適宜肥料を与える必要があります

2025年は成分が均等に入っている液肥や有機系の固形肥料を定期的に与えてみました。

そもそも株が大きくならないことには思ったような収穫は見込めません。過去に水耕栽培で青紫蘇を栽培した時、液肥を使うことで大きく生長することに驚きました。

赤紫蘇栽培では葉の色が濃くなるように日照条件を改善することも大切ですが、株のサイズを大きくすることも大切です。株を大きくするにはやはり肥料は大切です。

2025年の収穫量

収穫した赤紫蘇(2025年4月ごろ)
収穫した赤紫蘇(2025年4月ごろ)

2025年はかなり適当に種まきをしたにもかかわらず、日当たりが良い場所だったことと、肥料をしっかり与えたことが功を奏して今まででもっとも立派な収穫となりました。

収穫量は葉だけの重量で約150gでした。二回に分けて収穫して、それぞれ75g+75gぐらいでした。葉だけの従業なので、ベランダ菜園としてはかなり上出来ではないかと思います。過去に収穫した際は、使用できそうな葉の重量が20g程度しかなかったこともあります。

梅干しづくりにおいては、梅の重量の10~20%ぐらいの重量の赤紫蘇を用意できると良いそうです。となると、今回収穫できた赤紫蘇では750g~1500g分の梅干しが漬けられる計算になります。

いくつかの新芽を残して収穫したので、今後もそれが生長して、1ヶ月後ぐらいにはまた収穫ができるのではないかと思っています。

最後に

赤紫蘇栽培においては日照条件が非常に大切であるとわかりました。もちろん他の植物も日照条件は大切ですが、こと赤紫蘇に関しては日照条件が整わないと赤くならないという事象が発生しやすいです。

今後、赤紫蘇を育てる際は、必ず日当たりの良い場所で育てるようにしたいと思います。また、適宜肥料も与えて、大量収穫を目指したいと思います。